すでに Office 365 をお使いいただいているお客様は、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote などの Office デスクトップ アプリケーションの最新バージョンである Office 365 ProPlus を利用することができます。ここでは、Office 365 をまだアップグレードしていないテナントのために Office 365 ProPlus をインストールする方法を 1 つ示します。先へ進む前に、 メインの記事 を参照してください。
ここでは、Office 365 ProPlus をダウンロードし、ソフトウェア配布環境 (System Center Configuration Manager 2012 や、ソフトウェア配布機能を持つ他のツールなど) に追加し、このインフラストラクチャを使ってエンド ユーザーに代わってインストールを “プッシュ” します。中規模または大規模企業の多くは、この方法を使って古いバージョンの Office デスクトップ アプリケーションをインストールしていました。
この方法には、インターネットに接続しなくてもインストールを実行できる (以下の手順 4) というメリットもあります。この方法を使って Office 365 ProPlus をダウンロード、インストール、アクティブ化するには、5 つの主な手順を行う必要があります。以下に示すサンプル xml では、Office 365 ProPlus の最新バージョン (EN-US 言語) を、自動アップグレードが有効な 32 ビット アーキテクチャにインストールします。
Office 365 ProPlus をインストールする前に、システム要件を確認します。Windows XP または Windows Vista に Office 365 ProPlus をインストールすることはできません。
Office 展開ツールを使って Office 365 ProPlus をダウンロードするには、次の手順を実行します。
をダウンロードします。- 以下のテキストを含む XML ファイルを作成します。この XML ファイルは、セットアップ ファイルが格納されているフォルダーに Office (約 1 GB) をダウンロードするためのセットアップ手順を示します。
<構成>
US English (en-us) 以外の言語に対応した Office クライアントのダウンロード方法など、configuration.xml オプションの詳細については、ここを参照してください。 - “SETUP /DOWNLOAD [path to configuration file]” の構文を使って Office 365 ProPlus をダウンロードします。
次に例を示します。
\\server\share\setup.exe /download\\server\share\CustomC2RConfig.xml
各引数の意味は、次のとおりです。- setup.exeは Office 展開ツールの実行可能ファイルです。
- \\server\shareは setup.exe ファイルおよびカスタムの Click-to-Run Configuration.xml ファイルである CustomC2RConfig.xml を格納するネットワーク上の場所です。
- /downloadを指定すると、Configuration.xml ファイルで定義されたオプションに応じて、製品のソース ファイルがダウンロードされます。
このプロセスを実行すると、setup.exe が格納されているディレクトリに Office フォルダーが作成されます。
次のように表示されます。
- これで、管理者のコマンド プロンプトで “SETUP /CONFIGURE [path to configuration file]” 構文を使うか、ソフトウェア配布環境を使って、Office をインストールできるようになりました。Office のダウンロード (上記) のときに使ったファイルと同じ configuration.xml ファイルを再利用できます。setup.exe と同じフォルダーからコマンドを実行する必要があります。次に例を示します。
\\server\share\Setup.exe /configure\\server\share\CustomC2RConfig.xml
各引数の意味は、次のとおりです。- setup.exeは Office 展開ツールの実行可能ファイルです。
- \\server\shareは Setup.exe ファイルおよびカスタムの Click-to-Run Configuration.xml ファイル (この例では CustomC2RConfig.xml) を格納するネットワーク上の場所です。
- /configureを指定すると、カスタムの Configuration.xml ファイルで定義されたオプションに基づいて、製品が構成、インストール、または削除されます。
このプロセスでは、上記の手順でダウンロードしたときに作成されたフォルダーから Office をインストールします。
- インストールされた Office は、Office 365 の Office デスクトップ アプリケーションに対応するように準備されたアクティブなアカウントを持つすべてのユーザーがアクティブ化できます。
- Office がインストールされたら、ここに記載された手順に従って、組織のアカウントを使ってサインインします。Microsoft アカウントではなく、Office 365 の組織アカウントを使ってください。