MX レコードとは何ですか。
MX (メール交換) レコードは、組織外から送信された電子メールの配信先サーバーを特定します。 MX レコードの詳細については、TechNet を参照してください。
汎用的な MX レコードはどのような理由で廃止されるのですか。
ドメイン固有の MX レコードの方が、お客様の組織で利用されるサービスをより詳細に設定できます。 汎用的な MX レコードは、このような柔軟性を備えていません。
汎用的な MX レコードとドメ���ン固有の MX レコードの違いは何ですか。
汎用的なレコードは、複数の組織で共有できます。 たとえば、mail.global.frontbridge.com がこれに当たります。
ドメイン固有の MX レコードには、お客様の組織の電子メール アドレスに特有の情報が含められます。 たとえば、お客様の電子メール アドレスが michael@contoso.com の場合、ドメイン固有のレコードは contoso-com.mail.eo.outlook.com などとなります。
何をする必要がありますか。
Office 365 で使用している各ドメインの MX レコードを、ドメイン固有の MX 値 (contoso.mail.eo.outlook.com など) を使用するように更新する必要があります。 変更前の値はおそらく、mail.global.frontbridge.com など、組織が特定されない値となっています。 ドメイン固有の値を確認するには、portal.microsoftonline.comにアクセスし、管理ページのドメイン管理に関するセクションを参照してください。 これらの値は記録用に、お送りした電子メールにも記載されています。
注: Microsoft Online ポータルの [管理] --> [ドメイン] --> [ドメイン] を参照して DNS レコードを確認するとき、DNS 情報が表示されていない場合があります。 これは、次のことが原因である可能性があります: お客様のドメインが SharePoint のみに設定されている (ドメインの目的として)。 ドメインの目的により、ドメインに関する特定の情報 (DNS レコードなど) を Microsoft Online ポータル内で表示するよう Online Services に対して指示されます。また、公開されている SharePoint Online Web サイトのバニティ ドメインとしてドメインを使用できるかどうかが決まります。
お客様のドメインについて次のような DNS 設定情報が表示されない場合は、ドメインの目的を変更する必要があります。
ドメインの目的の変更
- ページの最上部にある [ドメインのプロパティ] リンクをクリックします。
- [ドメインの目的を編集] をクリックして変更処理を開始します。
- [ドメインの目的] を、[SharePoint Online] から
- [Exchange Online] と [Lync Online] に変更し、[保存] をクリックします。
MX レコードの更新にはどのくらい時間がかかりますか。
ドメイン ネーム システム (DNS) レコードに精通されている場合、Office 365 で使用している各ドメインの更新は数分でできます。
ドメイン ネーム システム (DNS) レコードに精通されていない場合、Office 365 のオンライン ヘルプの記事「Office 365 にドメインを追加する」の「Office 365 サービスの DNS レコードを編集する」を参照することをお勧めします。 さらにご不明な点がございましたら、ホスティング プロバイダーにお問い合わせください。
Office 365 で複数のドメインを使用しています。 それらのすべてのドメインについて変更する必要がありますか。
はい。 すべての汎用的な MX レコードを新しい形式に変更する必要があります。 ただし、各ドメインにはそれぞれ別の MX レコードが割り当てられることにご注意ください。
2013 年 7 月 1 日までに変更を行わなかった場合、電子メールを受信できなくなりますか。
2013 年 7 月 1 日までにすべての汎用的な MX レコードを更新しないと、将来の更新を受信できない可能性があります。その結果、組織外からのメール フローに支障が生じます。 そのような更新が行われるのかどうか、またいつ行われるのかを予測することはできません。 この日付を過ぎると汎用的なレコードはサポートされなくなりますが、そのような更新について事前に情報を入手できた場合は、電子メールでご連絡いたします。
MX レコードを変更すると電子メールに問題が発生しますか。
いいえ。入力ミスなどがない限り、問題はありません。 MX レコードの正確性を保証するため、入力した値を 2 回確認してください。
間違った MX レコードを入力した場合、どうなりますか。
MX レコードに入力ミスがあった場合、組織外からお客様宛てに送信された電子メールの受信に遅延が生じ、最終的に送信者に返送されてしまう可能性があります。 ただし、電子メールが送信者に返送される事態が起こる前に、入力ミスを訂正する時間は十分にあります。
正しい MX レコードが入力されているかどうかを確認する方法を次に示します。 レコードを更新するときは、"TTL" という値が表示されます。これは、新しいレコードと古いレコードの両方が動作を開始する秒数を表しています。 TTL を 1 時間 (3600 秒) に設定することをお勧めします。 設定した時間が経過するまで待ち、経過したら組織外のアカウントから自分宛てに電子メールを送信します。 電子メールを受信できれば、正しい設定が行われています (受信に数分ほどかかる場合があります)。 電子メールが受信されない場合は、入力した値を再確認し、誤りがあれば訂正します。 TTL 時間が経過してから、もう一度やり直してください。
MX レコードに誤りがあるときに送信された電子メールについてのご心配は無用です。その他の電子メール サーバーが最低でも 24 時間はお客様宛てに電子メールの送信を試みるからです。 問題がある場合は、古い値を再入力して、後でまたその値を使用します。
問題が解決されない場合は、Microsoft Online Services サポートでチケットをオープンしてください。